2026-07-10
ブラックボックス発明家の人生を描く『BLACK BOX』2026年10月 浅草九劇で上演
Luna Hana Theatre Company(代表:渋谷真紀子)は、2026年10月28日(水)~11月1日(日)の5日間、浅草九劇にて、世界初演版の一人ミュージカル『BLACK BOX』を上演いたします。

主演の一人には、数々の世界的ミュージカルの初演キャストを務めてきた大音智海が決定。もう一人については、New Voiceキャストオーディションで決定いたします。
本作は、航空事故の原因究明に欠かせないブラックボックス(フライトレコーダー)を発明したオーストラリア人科学者デイビッド・ウォーレンの実話をもとにしたミュージカルです。幼少期に航空事故で父を失ったデイビッドが、「なぜ事故は起きたのか」という問いの答えを探し続け、やがて世界中の航空安全を変える発明へとたどり着く。その一方で、守りたかったはずの家族との時間は、少しずつ失われていく・・・。過去の記憶を未来へ受け継ぐ
ことの意義と、失われた声に耳を傾けることの大切さを描き出します。本作の最大の特徴は、ブラックボックスそのものを想起させる上演形式にあります。舞台上には俳優一人のみ。極限まで削ぎ落とされた舞台空間は、記憶の断片を再構築する行為そのものを象徴し、観客を主人公の内面世界へと深く没入させます。ブラックボックス劇場とも称される浅草九劇の空間特性を活かし、俳優一人によるライブパフォーマンスと、録音された"声"、映像、音楽が融合し、観客はまるでブラックボックスの記録を再生するように、主人公の人生を追体験していただく、新たな没入型ミュージカルを目指します。
2024年にオーストラリア・クイーンズランド州立パフォーミングアーツセンター(QPAC)で二人ミュージカルとして上演された本作を、一人ミュージカルへと再構築し、本公演が世界初演となります。本作品は、日豪友好協力基本条約50周年を記念して創作され、東京都の国際文化芸術祭「ARTE TOKYO」パートナープログラムへの参加も決定しています。
世界的ミュージカルで実力を発揮してきた大音智海が挑む、一人舞台主人公デイビッド・ウォーレンを演じるのは、『ジャージー・ボーイズ』『ムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル』など数々の世界的ミュージカル作品に初演キャストとして出演し、『ジャージー・ボーイズ』New Generation Teamではフランキー・ヴァリ役で大好評を博した俳優・大音智海。約90分、高い歌唱力と溢れ出す情熱で、観客の皆様を主人公の記憶の物語へと誘います。舞台上には俳優一人。他の登場人物はすべて録音音声という、まさにブラックボックスを再生していくような感覚になります。
声の出演には、『二都物語』『ラ・マンチャの男』等のミュージカル出演だけでなくアニメーション『プリキュア』シリーズの主題歌・挿入歌等を10年以上に亘り歌う北川理恵、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ジャージー・ボーイズ』や劇場アニメ『めくらやなぎと眠る女』などに出演の戸井勝海、ミュージカル『美女と野獣』ガストン役、『キンキーブーツ』ジョージ役、『Identity V』ハスター役などに出演のひのあらた、劇団四季を経て、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などに出演の上、歌唱指導としても活躍する今泉りえ、ミュージカル『レ・ミゼラブル』『マタハリ』『デスノート』などに出演の金子大介ら実力派キャストが揃い、"声"のみで物語を紡ぎます。
録音音声・サウンドデザイン・映像が一体となり、俳優一人の熱演を最大化する演出で、ブラックボックスの「声の記録」で辿る記憶の旅を、ブラックボックス劇場である浅草九劇全体で体感して頂きます。新感覚の没入型ミュージカルに、どうぞご注目ください。
New Voiceキャストをオーディションで募集
本作『BLACK BOX』では、主人公デイビッド・ウォーレン役を演じるNew Voiceキャストを一般公募いたします。大音智海の出演公演とは別に、New Voiceキャスト公演は、本オーディションで選出されたキャストが主演を務めます。またNew Voiceキャストには、大音智海さんのアンダースタディも務めていただきます。
昨年満員御礼だった『songs for a new world』(主催:Luna Hana Theatre Company)では、New Voiceキャストオーディションで選出されたキャスト達が、新しい声で作品の可能性を広げ、新境地を切り開くパフォーマンスを魅せてくれました。その取り組みを受け継ぎ、本作でも世界初演作品の主演を担う才能を発揮して下さる方を募集します。この意欲作に挑みたいという情熱あふれる俳優の方々からのご応募をお待ちしております。
詳細は、Luna Hana Theatre CompanyのSNSをご確認頂けますと幸いです。
主演・スタッフコメント
大音智海(主演)
「渾身の新作ミュージカル、その主人公Davidを是非演じて頂きたい」そんなお言葉と共に頂いたお話でした。俳優として、非常に心躍るお言葉でした。その上で台本を読み、ものすごくDavidの人生に惹かれました。こんなにも成し遂げたいものがあり、それを狂気と共に追い、もがき苦しんでいた男がいたのかと。僕は夢を追って生きてきました。いくら手を伸ばしてもそこに届かない現実にのたうちまわってきました。
Davidと一緒に戦いたい。
彼と僕の中に渦巻く狂気をぶつけ合ってこの物語を最高の熱量でお届けしたい。そう思い、出演を決意しました。夢の果てにどこに辿り着くか、是非見届けに来てください。
Paul Hodge(脚本・作詞・作曲)
『BLACK BOX』が東京で世界初演を迎えることを、とても嬉しく思います。デイビッド・ウォーレンはブラックボックス(フライトレコーダー)を発明した人物ですが、その功績を誰にも語ることができないまま生涯を送りました。その知られざる歴史に強く惹かれたことが、この作品を書くきっかけでした。そしてもう一つ心を動かされたのは、彼の父親が飛行機事故で亡くなっていたという事実です。
実は、デイビッドがこの発明を思いつくきっかけとなったのは、彼自身が愛していた「音楽」でした。だからこそ『BLACK BOX』はミュージカルという形になりました。今回は、この作品を一人芝居として再構成し、主人公以外の登場人物はすべて録音された「声」として存在するようにしました。それは、ブラックボックスがすべてを失ったあとも、パイロットたちの「声」を残し続ける存在であることを重ね合わせたかったからです。日本の皆さんに、この物語をお届けできる日を心から楽しみにしています。
渋谷真紀子(翻訳・訳詞・演出)
日豪友好協力基本条約50周年という節目の年に、界初演できることを大変光栄に思います。一人ミュージカル版『BLACK BOX』を世本作は、ブラックボックス(フライトレコーダー)を発明したオーストラリア人発明家デイビッド・ウォーレンの実話をもとにしたミュージカルです。約5年間、日本とオーストラリアの両国で活動してきた私にとって、「安全を守りながら革新を生み出す」という価値観は、両国を結ぶ大切な共通点の一つだと感じています。
空の安全を追い求めた一人の発明家の情熱と、その陰で支え続けた家族との葛藤を通して、「私たちは限られた人生の時間を何に捧げるのか」、そして「どんな声に耳を傾けて生きるのか」という普遍的な問いを描きます。自分自身の心の声、家族の声、失われた過去の声、未来へ託される声。本作は、そんな人と人を繋ぐ「声」の力を描く物語でもあります。
主人公以外を録音音声で表現し、映像とサウンドデザインによって記憶を辿る新たな上演形式にも挑戦します。大音智海さんをはじめとする素晴らしいキャスト・スタッフと共に、浅草九劇ならではの没入型ミュージカル体験をお届けしたいと思います。また、皆様からいただく“声援”も、この世界初演を支える大切な力です。ぜひ劇場で、デイビッドの熱量を感じ、『BLACK BOX』に刻まれた“声”に耳を傾けていただければ幸いです。
公演概要
日豪友好50周年記念一人ミュージカル『BLACK BOX』
【出演】デイビッド・ウォーレン 大音智海
* New Voiceキャスト
【声の出演】ルース・ウォーレン 北川理恵
ローレンス・クームズ他 戸井勝海
ピーター・ラングフォード他 ひのあらた
エリー・ウォーレン他 今泉りえ
タイク・マーフィールド他 金子大介
【脚本・作詞・作曲】 Paul Hodge
【演出・翻訳・訳詞】 渋谷真紀子
【歌唱指導】 今泉りえ
【振付・ステージング】 小石川茉莉愛
【音響】 牧嶋康司
【照明】 小野寺純子
【映像】 九頭竜ちあき
【美術】 根來美咲
【衣裳】 大東万里子
【ヘアメイク】 MAKEOVER TOKYO(小川実桜)
【演出助手】 田中雅樹
【舞台監督】 仲里良
【キャスティング】 川﨑眞樹
【制作・票券】 伊藤沙耶
【宣伝デザイン】 1.2.3.design
【アクセサリー協力】 Nijinokakera
【訳詞制作協力】 橋本薫子
【アシスタントプロデューサー】 根本真子
【企画・主催】 Luna Hana Theatre Company
ハッシュタグ=#BLACKBOX #日豪50周年 #AUJP50 #LUNAHANA
<あらすじ>
スミソニアン博物館で、アメリカ人の発明と展示されていたフライトレコーダー。それよりも前に彼が発明し、イギリスで使われ始めていたことを証明するため、記憶の旅が始まる。
8歳の時、飛行機事故で父を亡くしたデイビッド。父がくれたラジオで音楽を聴くのが大好きだった。父がどうやって亡くなったのか?1953年のオーストラリア最大の航空事故の際に、ラジオを手にフライトレコーダーを思いつく。
しかし、オーストラリアの防衛研究所(ARL)で研究員をする彼の発明は、オーストラリア国内では冷淡に扱われ、その重要性を見出したのはイギリス人だった。この発明に没頭している間、4人の子供たちの世話を妻に任せっきりにし、家族を箱の外に追いやっていた。
世界中の航空安全を守るために発明を続けたが、父の死の記憶に閉じ込められていた自分に気づき、今からでも自分の家族との記憶を残していきたいと、自らのブラックボックスを壊していく。
<公演日程>
2026年10月28日(水)~11月1日(日)
<公演スケジュール>
・10月28日(水)18:30
・10月29日(木)14:00
・10月30日(金)14:00/18:30
・10月31日(土)13:00
・11月1日(日)14:30
開場:開演30分前
上演時間:90分(予定・休憩なし)
※各公演ごとの主演キャストは追って発表いたします。
<会場>
浅草九劇
・東京都台東区浅草2-16-2 浅草九倶楽部 2階
・東京メトロ銀座線 浅草駅 1番出口より徒歩10分
・都営浅草線 浅草駅 A4番出口より徒歩10分
・首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス 浅草駅 A1番出口より徒歩5分
<チケット>
■ ファーストクラス(最前列保証・パンフレット付き) 14,000円(税込)
■ ビジネスクラス 11,000円(税込)
■ エコノミークラス 9,800円(税込)
■予約方法
・Ticket Dive にて販売
・ファンクラブ抽選先行:2026/7/22(水)10:00~2026/7/31(金)23:59
・ファンクラブ抽選当落発表:2026/8/2(日) (予定)
※詳細は各ファンクラブのご案内をご確認ください
・一般販売:2026/8/3(月)10:00~
トリガーアラート
本作品には、演出上、以下のような表現・演出が含まれます。ご鑑賞にあたりご不安のあるお客様は、あらかじめご了承くださいますようお願いいたします。
・航空機事故を想起させる描写、死別・喪失を扱う表現(15秒程度の事故時の録音再生、あるシーンで死亡報告あり、あるシーンで航空機事故のニュースが流れます)
・衝撃音、ストロボ・フラッシュ照明の使用

